2021年、コロナウイルスが猛威を振るう中開催された東京オリンピック
例年と比べ異質な物ではありましたが、そんな中でも様々なドラマが生まれていました。
今回はそんなオリンピックが行われたスタジアムについて、よもやま話を一つ...。
1年延期されての開催となった東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場、
新しい国立競技場は地下2階地上5階延べ約192000平方㍍。
観客席数は約6万席、「杜のスタジアム」というコンセプトのもと、
全国47都道府県から集めた木材を軒庇などに活用し屋根や軒庇など全体で
約2000立方㍍の木材を活用。
屋根部分には鉄骨と木材を組み合わせたハイブリッド構造を採用しています。
間近から見上げると、スタジアム外周の木製の軒庇(のきびさし)が印象的です、
スギの縦格子で覆われ、360度つながり
ゲート部分では5層にもなっています。
一際大きい最上部は「風の大庇」と呼ばれ、
スタジアム内に四季折々の風を効率良く
取り込むように設計しています。
軒庇の木材は47都道府県から調達し、
一番北側部分に北海道、南端には沖縄と、
方位に応じて地域順に並べています。
細部にこだわりながら、日本の伝統的な木造建築の要素を現代的にアレンジしています。
木材と鉄骨(柱・梁)を組み合わせた建築構造でさらに、頑丈な住宅を建築することが
出来ます。
木のぬくもりを残しつつ、鉄骨の耐久性を活かす、ハイブリッドな建築。
断熱性、遮音性などの機能面はもちろん、柱がないために大空間を確保でき、
開口部も大きくすることが可能です。
もちろん、このハイブリッドな建築は
住宅でも適用できます!
もしこういった物をご検討されるなら、ぜひ神明建築工房へご相談ください!
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