2024年4月末竣工
「既存スケルトンを残しながら、明るめのウッドや観葉植物を使いたい。既存の良さを残しつつも清潔感はマストで欲しい。」というのが今回ご依頼頂いたオーナーからのご要望です。
エントランス階段を上ってくる際に波板から穏やかに漏れる店内の明かりと、
廊下から見える大きな窓に反射する店内が、夜の雰囲気をしっとりと演出します。
中央に位置するカウンターは、御施主様自らご用意されたモンキーポッドの無垢材を使用しています。
このカウンターは幅3.6m、奥行き80㎝と大きく、天板にウレタンクリアの半艶を施しています。照明の明かりが落ちる事で柔らかに反射し、この空間の主役であることを主張しつつ、天然木らしい柔らかな木目が全体の雰囲気と馴染んでいます。
また、キッチンとホールを大胆に分けることで生まれるフラットな関係を保つ空間が、ワインに詳しくない方にも楽しんでもらいたいというオーナーの願いが形になっているようにも感じます。
自然由来という大きなコンセプトを基盤にデザインした空間で、来る人々に五感で楽しんでもらえるようになればいいなと感じています。
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