誰しもが憧れるマイホーム、
賃貸とは違って、買うなら誰でも新築の物件が良いはず。
今回は、そんな新築の『築』の部分のお話です。
住 宅 基 礎
住宅を建築するときに大切なこと、
それは基礎をしっかりと作ることです。
どんなにすごいプランや仕上げが
あったとしても、それらを支える基礎が
しっかりしていなければ、地震や振動で
傾いてしまったり、沈んでしまったりして、折角の住宅が水の泡となってしまいます。
職場やグループで人を形容する言葉に『縁の下の力持ち』という言葉があります。
住宅にとっては基礎がまさにその言葉にぴったりな形容詞と言えます。
さて、基礎工事の種類には大きく分けて2種類あります。
軟弱な地盤に採用する『杭基礎』、地盤に直接基礎を作る『直接基礎』
さらに直接基礎には『ベタ基礎』、『布基礎』、『独立基礎』の3種類があります。
杭基礎とは深さ数メートルの固い地盤まで杭を打ち込むことで建物の安定を保たせる基礎の方法。こちらの工法は一般的な住宅ではコストや工事の規模の関係上採用されないことがほとんどです。
工 法
日本での住宅で採用されている基礎の工法は以下の3種類
1.ベタ基礎
近年もっとも住宅に採用されている基礎の工法です。
建物の範囲にコンクリートを流し込む工法で、建物の底全体をコンクリートで支えるため
安定性が高く、地震の揺れや地盤が沈む不同沈下に強いという特徴があります。
また、地面から発生する湿気やシロアリの侵入を防ぐことができるため、耐久性に優れた
建物を造ることができます。
2.布基礎
建物の負荷がかかる部分にのみ「逆T字型」の鉄筋コンクリートを埋め込む基礎工事で、
日本ではこれまで多くの木造建築住宅で採用されてきました。
ベタ基礎が面で支えるイメージなら、布基礎は点で支えるイメージとなります。
柱部分や壁下に配置し、地震や風といった横方向からの力への耐久性を強化します。
地面を全面的にコンクリートで覆うわけではないため、使用する鉄骨やコンクリートが
少なく、ベタ基礎に比べコストを抑えることができます。
しかし、コンクリート以外の箇所は土の為、湿気が上がってきやすく、その湿気を排出する方法を考えておかなければなりません。
3.独立基礎
建物の柱のみを単独で支える工法が独立基礎です。
最近では、建物全体を独立基礎でまかなうことはほとんどなく、基本的には玄関ポーチや
バルコニーの柱などに部分的に利用することになります。
住宅を建てる時に、どんな基礎にするのか決めることで、
建物の寿命が変わってきたりします。
一生のうち、一番の高額の買い物である家、
後悔の無いよう選択し、住宅をプランニングしていきましょう。
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