皆さん一度は経験はあるでしょうか、畳のあの心地よい香りは、
私たちの心をとてもリラックスさせてくれます。
畳は日本において古くからの床材の一つですが、近年はフローリング床等の
選択肢も増え、和室自体が無い家も多くなってきました。
現代の生活習慣やスタイルが畳での
床座の暮らしから、テーブルやイス、
ソファーなどの
洋風家具を使った暮らしとへ変わってきた影響で、畳が要求される事も変化してきます。
かつては家族の団欒場として、畳部屋で食卓を囲む「普通の日本家庭」のような
大家族の暮らしでしたが、現代は世帯構成も複雑多様化し、
家族の団欒の場であるリビングは多人数を想定しなくてもフローリングの部屋に
テーブルやイス程度で事足りるようになりました。
畳の用途は時代や生活様式の流れと共に変化してきましたが、畳の落ち着く香りや
クッション性の高さは体の疲れを軽減してくれますし、階下への生活音を
軽減してくれるなど、現代でも変わらない優れた床建材です。
その魅力を改めて確認しましょう!
夏は涼しく、冬に暖かい 清潔で調湿性、クッション性も高い
フローリングの洋部屋ではやりづらく、畳の部屋で気兼ねなくできる事といえば、
何も敷かないで大の字に横になれること。
畳表に使われているいぐさの良い香りがある事ももちろん、稲わらを重ねて作る畳床には
クッション性があります。
そのため、布団等がなくても適度な固さと柔らかさが有るので、楽に寝転がる事が
できてしまうんですね。
また畳は、稲わらで編んだムシロを何層にも重ねて作るので、空気を多く含みます。
熱を伝えにくい空気がたくさんあることで、断熱、保温性がはたらき、
気温にも大きく影響を受けず、夏は涼しく、冬は暖かに過ごすことができます。
調湿性も高く、空気中の湿度を自然に調整してくれるので、体感温度を快適に保ち一年中を通して、快適に過ごせるのは大変に魅力的です。
もちろん、メリットだけではなく畳にはデメリットも存在します。
それは掃除や管理に手間が掛かるということ。
畳の上に飲み物等をこぼすと、すぐに染み込んでしまいます。一度シミになってしまうと
なかなか落ちないため、掃除が大変です。
また畳も天然素材なので、汗やホコリなどの汚れを溜め込みがちに。
その為、定期的に裏返さないと、ダニやカビが増えてしまう原因にもなります。
その反面、フローリング床の掃除は簡単ですよね。
利用する人の好みは有りますが、畳の有る部屋と洋室をうまく組み合わせれば、それぞれの良さを享受できますよ。
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