最新の塗装事情
- 神明建築工房
- 6月30日
- 読了時間: 3分
皆さんは塗装と言えば何を思い浮かべますか?
塗装といえば「家をキレイにすること」が真っ先に思いつくと思います。
ある意味リフォームの一環で古くなったところを塗装してキレイに
したりすることを考える思います。
しかし塗装はそれだけではありません。
その他の機能を説明していきましょう。
1つは日本はもともと災害が多い国です。毎年至るところで大雨や台風に
よる災害が発生しています。
また、夏場などを中心に紫外線が強い時期も続きます。塗装の効果は雨、紫外線から家を守っていることも考えられてます。
塗装することによって、塗膜と呼ばれる塗料の膜が家を守る役割を
果たします。
但しそれでも永久に効果発揮されるわけではなく寿命があり、
一般的には10年から15年で性能が落ちます。
私の住んでいたマンションも、15年に1回塗装の塗り替えが
行われています。これも今思うとその効果があったのでしょう。
先日、南海汐見橋駅を通りましたが、汐見橋駅の外壁塗装が
かなり目立つものになっておりました。

15年ぶりにこの付近を通ったのですが、15年前は何も描かれていない
殺風景なものでした。
おまけに路線が古く、利用者からも避けられていたのでしょう。
コロナ禍で外出もままならなくなった2020年に
「1900年頃賑わっていた頃の汐見橋駅」というデザインで塗装が
施されました。
他に塗装の効果として機能性あるものを選べば、
家はさらに住みやすく快適になります。
例えば防水効果があるものを選んだ場合、仮に壁に亀裂が
走ったとしても建物に水が入ることを防ぐことができます。
防カビ効果があるものを選んだ場合、塗装箇所におけるカビの発生を
防ぐことができます。
近年はDIVブームにより業者に頼まず自分で塗装を行う人も
増えてきました。
水性塗料と油性塗料どちらを選ぶか迷うケースも増えています。
水性塗料は、塗料の希釈剤(塗料では塗料をうすめて粘度を下げ塗りやすくしたり、乾燥性を調節するために用いられる。ものが挙げられます)
として水が使われる塗料になります。
完全に乾いてしまう前にやれば、水でも洗い流せるのでDIYの経験が
少ない人でも十分使いこなせます。
またにおいもそれほど強くなく屋内での使用に適しており、壁や家具、
小物などで効果を発揮します。
その一方で油性塗料は、希釈剤として有機溶剤が使われております。
揮発性が高く、呼吸によって吸い込んで気分が悪くなる場合があります。(その場合は空気がきれいな場所や換気できている場所で
休憩すれば回復します)
油性塗料特有の強い臭いもあるので、室内で使うときはそれの留意が
必要です。
以上、塗装について書いてみましたが塗装の奥深さについて意外な発見があったと思います。
DIYを始める際、塗装にチャレンジしてみてもよいかと思います。
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