「家のつくりは夏をもって旨とすべし、冬はいかようにも過ごせるが、
夏はどうしようもないので、住まいは夏の暑さ対策を基本につくのがよい」
という有名な一文が兼好法師の徒然草にあります。
先人の生活の知恵でエアコンのなかった時代、夏はそのようなつくりにしないと
熱中症で大変だったことでしょう。
(昔はそんな熱中症などの言葉もなかったのでしょうが)
住宅の性能が格段に向上した現代社会において、住宅会社は各社
『高気密・高断熱』を売り文句に販売競争をしています。
開放型の夏型住宅から密閉型の冬型住宅への流れでしょうか。
日本の風土にあった家づくりからどんどんかけ離れているような気がしてなりません。
一方でバーベキュー・キャンプなど
アウトドアレジャーが近年、
再びブームを迎えています。
週末のバーベキュー場には人があふれ、人気のキャンプ場ともなれば半年先の
予約が完売という状態も珍しくない
そうです。
家族でキャンプをして戸外で自然にふれあい皆で火を囲みおいしいものを
食べるのはとても楽しいものですね。
現代人は高気密高断熱の快適な家に住みながら、他方で自然にふれあうことを
求める・・・・・・。
つまり行き過ぎた便利良さにちょっと息苦しさを感じているのではないでしょうか。
神明建築工房では自然と調和したリラックスできる空間をおとどけいたしま
す・・・。
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