水害に強い家にする為に
家づくりをする際に気にするポイントの一つとして、水害に強い家にする為にはどうすればよいか?があると思います。
ここ数年大きな水害が続いている為、家族を守る為にも出来る限り水害に対して強い家でありたいと願うものです。
ではどのような点を気をつければよろしいのでしょうか?
まずはどんな土地に家を建てるのかの地域特性を知る事が
第一歩になります。
自治体が出しているハザードマップを活用すると、大雨が降った場合に
どれくらい浸水する可能性があるかが把握出来ると思います。

浸水の主な要因である氾濫も
「川から離れているから大丈夫だろう」と思うのではなく、住宅地に振った雨水で発生する氾濫も視野に入れておくとよいかもしれません。
家づくりの具体的な水害対策は?
① 土地で水害対策をする
土地の高さが低いほど浸水の可能性が高い為、盛り土で高くするのは
効果的です。
また盛り土は擁壁を作る事で土留めの役割を果たし土の流れを防ぎます。
注意点としては盛り土は強度が弱い為新たに地盤改良をする可能性が高くなる事や、自分の敷地のみ高くなると周囲の家の採光をを遮ったり、
自宅との境界にも土留め用ブロック塀を作るなど、近隣トラブルの可能性もある為、お隣の土地と比べて不自然でないかどうかも配慮しなければなりません。
② 家で水害対策をする
まずは家のどこに水が入ってくるのか知る事で対策を取る事が出来ます。
例えば木造住宅の場合、大雨の際に水の高さが基礎部分であれば侵入を
防げます。
建築基準法では基礎の高さは30センチ以上が必要とされており、
構造上問題なければ、あらかじめ基礎を高く作っておくのも水害対策を
して効果があります。
高い基礎を打つのには慣れている施工業者かどうかでコストも変わってきますので、最初に確認しておく事も大事なポイントのひとつです。
土地探しの段階で大きな災害が起きない場所を予測して選んだり、
建て替えするタイミングで他の土地も視野に入れる等、家を建てる場所の意識がとても大切です。
家は家族を守るためのもの
この意識を持って家づくりをしていきたいと思います。
