サイディング張り替えをする際は、一部分だけ張り替えることも可能です。
ただ張り替えるにしても新築から間もない場合と、築15年とでは工法や費用も変わります。
例えば新築後、不注意に車をバックさせ壁ドンしちゃって壁が…
みたいな場合だと材料も現行のものですぐ手に入りますし、一階の低い部分であれば足場も必要ありませんので比較的安く綺麗に修復できるかと思います。
同じパターンで築15年経過していますと部分修復部分に新しいサイディング材を張るわけですから、既存の外壁材が色あせていたり劣化している状態では見た目に大きな差が生じてしまいます。その点に注意して工事をしていくことが大切になってきます。
そもそも同じ柄のサイディングが存在していないかもしれません…
ポイントとしては、補修のために一部張り替えてそのあとしっかりと塗装をするか、外壁面で分けてしまって面ごとに張り替えるなど、部分的な箇所だけが目立ってしまわないように気を付けましょう。
【サイディングの種類と特徴】
窯業系サイディング 3,500~5,000円/㎡

地震に強い
某耐火性に優れる
デザインが豊富
価格帯が比較的安い
メンテナンス周期
・7~10年
窯業系サイディング自体の寿命は30~40年と言われています。ほとんどメンテナンスは必要ないと思っている人もいるようですが、実際には、サイディングより先に目地部のシーリング材や、サイディング表面の塗装に劣化が現れます。7~10年周期でメンテナンスが必要となるため、注意が必要です。
金属系サイディングの特徴 5,000~7,000円/㎡

長期間メンテナンスフリー
金属なので防水性が高い
耐天候性に優れている
価格が高い
メンテナンス周期
・10~15年
セメントを主材とした窯業系サイディングと比べ、水の浸み込みや、ヒビ割れの心配がなく、一般的にメンテナンス周期は少し長め。ただし、金属特有のサビの発生には要注意です。沿岸部の立地での塩害や、薬物飛散等の周囲の環境からの影響、金属片からの貰いサビなどが原因で、思いもよらず早期にサビが発生する可能性もあります。
木質系サイディングの特徴 6,000~10,000円/㎡

木の温かみある外壁に
本物の木で特徴的なデザイン
水分を含むと腐る可能性がある
価格は高い
メンテナンス周期
・10年前後
木の性質を理解して、上手く付き合っていかなければならないのが木質系サイディングです。湿気を嫌うため、長期間濡れた状態が続くと腐食につながります。また、木目を活かすクリヤー系の塗装がなされている場合、再度クリヤー系塗料で塗り替える場合、すでに劣化している箇所を覆い隠すことは困難です。少し早いかな?と思ったくらいでメンテナンスを行うことが、味わいを失わずに長持ちさせるコツです。
樹脂系サイディングの特徴 7,000~9,000円/㎡

樹脂成型されているので耐天候性に優れている
目地の補修がいらない
窯業系に比べて軽い
遮音性は劣る
メンテナンス周期
・10~20年
優れた耐久性をもつ樹脂系サイディングですが、弱点は紫外線です。紫外線のエネルギーにより、樹脂同士の結合が切れ、徐々に弾性が失われていきます。この場合は、紫外線を遮る塗料を施工したり、張り替えをしたりする必要があります。
費用や工事期間は?
まずは気になることを全て神明建築工房に是非ご相談ください。
細かな内容までしっかりとお受けいたします!
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