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3匹の保護猫との日常

私の友人夫婦は、3匹の保護猫とともに暮らしています。

その存在は、まるで家族の一員のようです。

例えば、LINEのアイコンには愛猫の写真が使われています。

Instagramにも、猫たちの何気ない日常が投稿されていて、

その一つ一つが大切な家族の記録のように感じられます。

決して猫中心の生活を強調するわけではないけれど、猫たちの存在が

夫婦の暮らしに欠かせないものになっていることは、こうした細やかな

部分からも伝わってきます。

そんな猫たちは、それぞれが個性的です。

長男猫は堂々とした雰囲気があり、家の中の主のような存在。

静かに友人のそばにいながらも、時折甘えた声で話しかけてくる。

どこか落ち着いた風格があり、「この家のことは任せて」とでも言いたげな安心感を持っています。

次男猫は慎重で、訪問者には少し警戒心を持っている様子。

私が遊びに行くと、どこかに隠れてしまい、なかなか姿を見せてくれません。でも、時間が経つとそっと遠くから様子をうかがい、少しずつ距離を縮めることもあります。そんな控えめな性格もまた、愛らしさのひとつ。

末っ子猫はまるで別の生き物のように自由奔放。私がいてもまったく気にすることなく、見ていて楽しくなるほど部屋中を駆け回って遊び続けています。


そんな猫たちですが、特に印象的なのが友人が玄関先で

見送りに出たとき。

2階の窓に3匹そろって並び、じっと様子を見つめてくるのです。

その姿は、まるで「どこへ行くの?」と尋ねるかのよう。

長男猫は静かに観察し、次男猫は控えめながらも窓越しにじっと見つめ、末っ子猫は窓の上から好奇心旺盛に外を眺めています。

何気ない一瞬ではあるけれど、こうした光景からも、猫たちと友人夫婦が深い絆で結ばれていることを感じます。

「猫好きに悪い人はいない」とよく言われますが、友人夫婦を見ていると、それが自然と納得できる気がします。

猫との暮らしは単なるペットとの関係を超え、日々の小さな幸せを

積み重ねるもの。彼らのさりげないSNS投稿からも、その温かい絆が

垣間見えます。

猫たちにとって、友人夫婦はただの飼い主ではなく、大切な存在。

夫婦にとっても、猫たちは特別な家族。そんな穏やかな時間が

流れる家には、温かい空気が満ちているような気がします。

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