外壁塗装のタイミング

家を長持ちさせるために、外壁塗装が必要と言われています。

でもいつ頃外壁の塗り替えをしたらいいんだろう？と疑問を持つ方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は外壁塗装が必要なタイミングについてご紹介します。

塗装というと、見た目をきれいにすると思う方もいますが、本来の目的は美観を保つことではなく、大切なお住まいを長く守る(建物を保護する)

ことです。

一般的に戸建住宅は、新築時から10～15年で塗り替えが必要と

されています。

建物は、毎日紫外線や雨風を浴びているため、塗膜(塗料が固まった物)によって防水された外壁は日々劣化していきます。

外壁塗装を行うかどうか検討するには、外壁の劣化症状を正しく把握することが重要で、その判断材料となるサインについてご説明します。

①外壁を手で触ると粉がつく(チョーキング現象)

　外壁材を手で触ると粉や外壁の色などが付く症状。

　この症状が発生すると塗料の寿命が来ており外壁材の耐水性が

　低下してきております。

②外壁の色あせ

　直射日光や紫外線の影響で色あせが発生し、彩度が落ちて、

　くすんだような色になってきます。外壁の色あせは塗膜劣化が

　始まっている証拠でもあります。

③外壁塗膜の膨れ

　外壁に使用されている塗料が水膨れ状に膨れている場合は外壁材と

　塗料の間に水分を含んでいるので早期の外壁塗装が必要に

　なってきます。

④外壁のひび割れ

　モルタル外壁の場合によくみられる外壁のひび割れです。

　ひび割れが幅　0.3mm以上・深さ4mm以上の場合、そこからお家の

　内部に水分が含みやすくなるので早めの修繕が

　必要になります。

⑤シーリングの劣化

　外壁材のつなぎ目を埋める目地のひび割れや破断がある場合は塗装が

　必要です。

　一部でなく全体に見られる場合は打ち替えによる補修をしなければ

　なりません。

外壁塗装を行うタイミングは、家の築年数や劣化具合、住まいの地域に

よっても変わってきます。症状が激しく進んでいる場合は外壁塗装では

修繕できず、下地の補修等も必要になり費用が余分に掛かってくる場合もある為、外壁に気になる症状が出た際には、そのまま放置せず、

業者にみてもらうようにしましょう。