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建築におけるデザイン・機能美を考える

ネット等で「デザインとは問題解決である」とか「見た目だけのデザインが多すぎる」などある意味とっても正しい意見・定義が語られています。

機能性・使い勝手・ユーザビリティに心を配るのは良いと思いますが、「見た目の美しさ」はどうでも良いのでしょうか?












かの有名なスティーブ・ジョブズの言葉にデザインとは、「どう見えるか」ではなく、「どう機能するか」の問題であるという意味深い言葉があります。

この言葉だけ見るとデザインにおいて「美しさ」はさほど大切ではないと、ジョブズは言ってるように誤解されて受け取る方もいるかもしれません。

私なりの解釈ですが、ジョブズが本当に言いたかったことは、「見た目の美しさ」ばかり気にして「機能性」を後回しにしたり、使い方もわからないものを作っても仕方ないだろうと思います。

「どう機能するのか?」を意識し、そこをテーマにデザインしようじゃないかと言いたかったのではないでしょうか。

このようなジョブズの解釈をネットで見て頭に浮かんだことは「住宅においての機能美は?」

住宅においての機能美とは、どう機能するのか?考え抜けばおのずと「美しく」なるというわけではありません。

建築においてもデザインは、非常に重要なテーマです。しかも外から見た美しさと内側からも合わせて機能性を考え美しく作る必要があります。

住宅においての機能美とは、その家族の求める機能と法的制約を加味して、作り出す必要があります。










「機能を重視して美しくデザインする。」

言葉にすることは簡単ですが形にするのは本当に難しい作業だと思います。

建築会社において、お客様との打ち合わせから要望を聞き建築士に伝え、まず図面として、

機能美を表現して生み出します。

図面は、お施主さんの要望を聞いた建築士が知恵を出して美しく仕上がった形態を細部にわたって表現しているわけです。

これを職人さん達は図面から読み取り形にしていくわけです。

大変な過程を経て仕上がった物件をお施主さんに引き渡した後に喜んでいただく為には、機能を重視した美しいデザインは欠かせません。













私たちが携わる建築とは、お施主さんの要望を美しく形にする、見た目も機能もスティーブジョブズに引けをとらない建築士が考えぬいた物件を提供する仕事なんだと改めて思いました。

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